昔から愛されてきた、植物生まれの媚薬成分
さまざまな効果をもたらしてくれる媚薬は、どんな成分で作られているのでしょうか。
実際に体内に入れたり塗ったりするのだから、知識として知っておきたいですよね。
ガラナ ~アマゾンに見つけた女性が汗ばむ赤い果実~
・どんな効果が?
ガラナは、神経を過敏にして集中力を高め、体を活性化する効果があります。
女性は火照りから肌がうっすらと汗ばみ、局部も敏感に・・・。
普段は感じないところまで感じるようになります。
・成分由来
アマゾン川流域が原産地。カフェインやタンニンが豊富に含まれている果実。
その昔アマゾンのインディオは、長旅にそなえるため、食欲を抑えて眠気を飛ばしたかったそうです。
余計な煩悩を遮り集中力をアップするために、この果実を用いてきたのだとか。
アルコールから抽出したエキスは、疲労回復や滋養強壮にも用いられています。
日本ではガラナ配合のチョコレートが強壮剤のひとつとして販売されているほか、ガラナの炭酸飲料やガム、タブレットタイプもあります。
マカ ~南米ペルー発の媚薬~
・どんな効果が?
男性のED(勃起障害)やインポテンツ、女性の不妊症や不感症に効果を発揮します。
女性はホルモンバランスが崩れることで、性生活を楽しめないこともしばしば・・・。
体の中から整えて、楽しいセックスライフを営んでいきたいものです。
・成分由来
原産地は南米のペルー。標高4,000メートルもの高地で、厳しい環境のなか成長するアブラナ科の天然植物です。ニンジンや大根に似た根菜類で、形はかぶのよう。
栄養豊富な土地で育てられるため、精力剤の元ともいわれる亜鉛やミネラル成分もたっぷり含まれています。
マカを一度育てた土地は、その後数年に渡って不毛になるほど土の栄養分を吸い上げるため、かなりの栄養価の高さが期待できます。
トンカットアリ ~アジアのバイアグラ~
・どんな効果が?
古くから強壮薬や媚薬として現地の人たちに用いられてきた成分。
エネルギーが増加しスタミナがつくことで、とくに男性のセックス機能の向上が期待できます。
インポテンツの改善も考えられるのですが、副作用にご注意を。
純度の高いメディカルハーブ製品ではあるものの、怒りっぽくなる、短気になるといった症状が現れる可能性もあるようです。
・成分由来
マレーシアやタイ、インドネシアといった国のジャングルに茂っている木。
おもな成分は根っこから抽出されて、100:1に濃縮されています。
植物の根は、子供の背丈ほどの大きさもあるそうで、ひとつ掘り出すのに約4時間もかかるのだとか。
コラナット ~アフリカより。興奮作用の常緑樹~
・どんな効果が?
中枢神経の興奮作用があり、西アフリカでは興奮剤として、ジャマイカでは媚薬として使われています。
・成分由来
アフリカ西部に分布する高木の常緑樹。有効成分は、カフェインとコラニン、テオブロミン。