甘美で女性的な香り。安らぎや自信、ホルモン分泌にも効果的
日本では、ジャスミン茶でよく知られているジャスミンの香り。
ふわっと鼻をかすめる甘美で奥深い香りは、どこか女性的でうっとりさせてくれます。
快感物質エンケファリンが放出、不安から解放されます
この香りにも媚薬効果があるといわれ、昔から人々に愛されてきました。
気持ちが沈んでいるときに香りをかぐことで、不安感や憂鬱感から心を解放。
明るく高揚した状態に持っていくことができるのです。
またストレスを解消して、自信に満ちた積極的なあなたになることができるでしょう。
この状態変化は、脳内の神経伝達物質の一種・エンケファリンが放出されることで起こるといわれています。
エンケファリンは、快感物質といわれる脳内ホルモン。
どうやらジャスミンの香りには、快感物質を動かすパワーが秘められているようです。
子宮の強壮作用、男性器のインポテンツにもアプローチ
こうしたメンタルに働きかけるだけでなく、ジャスミンは体調にもアプローチしてくれます。
ホルモン分泌のバランスを整えることで、子宮の強壮作用や男性のインポテンツへの働きが期待できます。
インドや中国では、古くからジャスミンが医療現場にも用いられていたよう。
一説によれば、インドでは血液をキレイにするために、中国では赤痢や肝炎といった病気の場にジャスミンが登場していたのだとか。
インドでは、花嫁のボディマッサージにジャスミンオイル
ジャスミンは、中国のジャスミン茶で有名ですが、インドに住む人々の暮らしに深くなじんでいる香りでもあります。
宗教的な儀式や祭り、結婚式にはかかせない花。
結婚式当日までの数日間、花嫁はジャスミンオイルで念入りにボディマッサージをして肌を磨きます。
これは肌をキレイにするだけでなく、香りを体にしみこませて体調を整えるといった意味もあるよう。
マリッジブルーを取り除き、自信をもってお嫁にいけるように、という願いが込められていたのかもしれませんね。
またゲストを歓迎する意味でジャスミンの花輪を送ったり、恋人にブレスレットを作って贈ることもあるようです。
枕元にジャスミンを香らせて、充実した夜の時間に
寝室の枕元でジャスミンの香りを、アロマで焚いてみてはいかがでしょう。
ジャスミンが心を陶酔させて、気分を高めてくれます。
また、女性の子宮の緊張をほぐし痙攣を解消してリラックスさせてくれるほか、男性の生殖器強壮作用も。
ジャスミンの静的ながら華やぐ香りが、夜をムーディーな時間へといざなってくれることでしょう。