気分を高揚させるイランイランの香りで、安らぎをプラス
アロママッサージやアロマディフューザーなど癒しを楽しむシーンで、よく耳にする香りがイランイラン。
エキゾチックな深みのあるセクシーな香りが、何ともいえない憂いある気分に高めてくれます。
私たちが癒されるこの香りに、媚薬の効果があるというのはご存知でしたか?
イランイランの成分には、おもに「酢酸ゲラニル」「酢酸ベンジル」「安息香酸ベンジル」「ゲルマクレンD」「リナロール」が含まれています。
そのなかの「酢酸ベンジル」には、興奮をもたらす作用があるそうです。
これは、ジャスミンなど花の香りにも含まれている成分なのだとか。
いっぽう「リナロール」には、気持ちをおだやかにしてくれる鎮静作用や抗不安作用があります。
この対照的な作用は、そのときの気分や体調によっても、さまざまに働きかけることでしょう。
ほかにも女性にとってはうれしい、生理前の不快感(PMS)を和らげたりホルモンバランスを整えたり、抗菌や抗ウイルスといった作用も見られます。
媚薬だけにとどまらず、さまざまなシーンに活躍する香りなんですね。
結婚初夜のベッドシーツには、イランイランの香りを
女性が媚薬として用いやすいイランイランの香りは、古くからヨーロッパで親しまれていました。
ヨーロッパの田舎のほうでは、結婚したばかりの新婚初夜にイランイランの香りをベッドのシーツに染み込ませておく習慣があったそう。
イランイランの気分を高揚させる作用が、新婚カップルのドキドキときめく気分やムードを盛り上げてくれていたのでしょう。
イランイランだけじゃない、媚薬になる香り
イランイランのほかにも、媚薬として期待できる香りがあります。
「サンダルウッド」は、男性的でオリエンタルな香り
その1つが香木「サンダルウッド(白檀)」の香り成分。
この香りの成分の中には、男性の汗に含まれる成分・アンドロスタノールに似た物質が含まれています。
これは、気分を高揚させて催淫作用をもつのだとか。
男性のインポテンツや女性の冷感症にも有効的に働くといわれています。
男性的なセクシーさをイメージするオリエンタルな香りです。
「ローズウッド」でリラックスして冷感症にアプローチ
もうひとつ、「ローズウッド」は、名前にローズとあるようにバラの香りがします。
ですが、じつはバラの花びらではなく香木から抽出しています。
この抽出液の香りが気分をリラックスさせて血行にも働きかけてくれるほか、催淫作用も認められています。
またサンダルウッド同様に、インポテンツや冷感症に効果が期待されます。
ほかにもパチュリーやムスクと、媚薬を期待できる香りは存在しています。
香りが気分を盛り上げる効果、試してみてはいかがでしょう。