西欧の新婚カップルは、はちみつ酒で夜を盛んに楽しんだ?
はちみつは、とくにヨーロッパで昔から媚薬効果を期待して愛用され続けています。
古代から中世にかけたヨーロッパの新婚カップルは、はちみつ漬けでした。
なんでも新婦は、結婚後1ヶ月ものあいだ外出せずに、はちみつ酒をつくり続けるそうです。
そうして作ったはちみつ酒を新郎に飲ませて、夜の子作りに励んでいたのだとか。
そこから新婚旅行=ハネムーンの語源(ハニームーン/蜜月=「はちみつの一ヶ月」)もできたそうです。
はちみつには、じっさい強壮作用があると言い伝えられていました。
さらにハチがたくさんの子供を生む体質であることから、子宝に恵まれるようにとの願いが込められていたようです。
ヨーロッパの各地で、はちみつ酒は嗜まれています
日本人には、あまり聞きなれないはちみつ酒ですが、ヨーロッパでは各地で飲まれています。
なかでもポーランドのはちみつ酒「ミュート・ピトニィ」のように、EC(欧州委員会)から正式な伝統ブランドとして認定されているものも。
ワインの原料であるぶどうの栽培が難しい北欧では、とくにはちみつ酒が深く親しまれています。
ジュースやハーブ、スパイスなどと一緒に調合した、カクテルとしての飲み方が流行ったこともあるよう。
性愛の古典「カーマ・スートラ」に、はちみつ媚薬の作り方が
ヨーロッパ以外でも、はちみつが媚薬として用いられている場所があります。
それは、インド。
インドの性典ともいわれる性愛の古典「カーマ・スートラ」には、はちみつ媚薬の作り方が載っているそう。
その作り方を見てみると、黒コショウとチョウセンアサガオをはちみつに加えて混ぜます。
それらをセックスのとき、男性器に塗って女性と交わるのだとか。
すると、男性の思いどおりに女性を性の世界へといざなうことができるそう。
気になるのは、はちみつのベタベタした触感が、はたして気持ち悪くないのかどうか・・・。
ところで、チョウセンアサガオですが、別名「ダチュラ」という、香りが甘美な香水にも使われる美しい花。
合法ハーブではあるものの、食中毒などの危険性があるので、素人感覚で手を出すのはご注意を。
性欲が生まれない疲れた身体に、はちみつですばやく栄養補給
昔だけでなく、今の時代もはちみつ効果はさまざまに語られています。
生はちみつに含まれている生きた酵素は、疲れて性欲が生まれないときなど、すばやく栄養が補給できて身体を温めてくれます。
アスリート選手などの栄養強化食としても登場するくらいなので、はちみつパワーは要チェックしておきたいところです。