おいしいだけじゃない。
あなたのセックスライフに役立つ媚薬効果とは
チョコレートは、疲れているときに食べると疲労回復につながる――。
こんなおいしさの中に詰まっている効果に対する、さまざまな説が飛び交っています。
そんななかで、じつはチョコレートに媚薬的効果もあることが、研究発表によって明らかになっています。
性欲の低さがネック・・・。チョコレートで情感を高められます
なんでも、イタリアの医学研究で
「チョコレートを日常的に食べる女性は、そうでない女性に比べて、よりよいセックスライフを送っている。 この甘いお菓子のおかげで、セックスから最高の欲望と刺激と達成感を得ることができるのである」
という研究結果が、アンドレア・サロニア氏によって発表されたそうです。
日常的に性欲の低い女性でも、チョコレートを食べたあとは、より情感が高まるとのこと。
さらにリラックス効果に視点をおいて、「月経前の緊張で満足したセックスができない女性にとっては、媚薬になるかもしれない」とまで述べています。
テオブロミンで、幸福感やリラックス感にアプローチ
これは、チョコレートやココアに含まれる苦味成分・テオブロミンの働きに注目しているとの見方が強いようです。
テオブロミンは、幸福感をもたらす脳内の神経伝達物質・セロトニンに働きかけます。
それにより、性欲が低い女性の情感が高まったり疲れたときのリラックス効果が生まれるのかもしれません。
キスよりもドキドキ!? とろけるチョコレートの甘~い幸せ
ほかにも、チョコレートの媚薬効果を期待させる研究結果が。
ブラックチョコレートを口の中で溶かしながら食べているとき、心拍数と脳の活動状態は、実際にキスをしているときの約2倍に増加するというものです。(イギリスのマインド・ラボ、研究者のルイス氏による/2007年)
まるで恋に落ちたかのようにドキドキする胸の高鳴り・・・。
思い出してみてください、甘酸っぱいようなほろ苦いような恋する気持ちを。
恋しているときほど、幸せだな~と感じるときって、そうそうありません。
あれがチョコレートを食べたときに感じられるというのですから、依存性の高さが囁かれるのもわかりますよね。
チョコレートで幸福気分が上昇
ブラックチョコレートは、脳内物質のエンドルフィンを分泌して、幸福な気分を高めてくれます。
エンドルフィンとは、モルヒネのような作用を持つ自然の鎮痛薬のような役割を果たしています。
(オーストラリア・ニューサウスウェルズ大学のパーカー教授による/2002年)