媚薬の存在を知り、手作りしたいと考えています。自分で作れるものなんですか?(36歳男性)
最近になって、媚薬というものが存在することを知りました。
セックスで普段よりもさらに体が反応して高揚する薬なんて、最高ですよね。
だけど、ネットなどで売っている商品を見てみると、怪しいなあという気持ちが先立ってしまい、
買うのをためらってしまいます。
それなら自分で作れば、材料も自分の目で選んでるわけだし問題ないだろう?
と考えています。
しかし、そもそも媚薬は手作りできるものなのかどうか、わかりません。
どうなんですか?教えてください。
手作り媚薬は危険です。素人感覚で手を出すことは、おすすめできません
媚薬の作り方は、インターネットで検索をかけるだけで、いくつも出てきます。
日常私たちが口にする食べ物でも、精力に働きかける栄養分が多いものなどがあったりします。
たとえば、生にんにくやフカヒレ、牡蠣、コショウ、サフランなどは、それぞれの食材に精力が回復する成分があるといわれ、昔から珍重されていました。
そういったものを組み合わせて作る媚薬もあります。
- レモン汁にたまねぎ4分の1を加えたドリンク
- 千切りのニンジンとコップ1杯の牛乳を混ぜて温めます。
これを100cc/1回、1日に3回飲む。
このような食材を用いた媚薬の作り方も存在しています。
しかし、なかには手作りするには”危険!!”と思われる材料を用いることもあるのです。
その一例を紹介しましょう。
一般的なガーデニングなどで見かける植物「チョウセンアサガオ」を材料として使った媚薬です。
これは、インドの性愛の古典「カーマ・スートラ」に載っている手作り媚薬で、はちみつと黒コショウ、そしてチョウセンアサガオを混ぜ合わせて作ります。
この手作り媚薬を男性器に塗って女性と性を交わすと、女性を思い通りに恍惚とさせることができるとか。
本当なの?!と興味本位で、ついつい試してみたくなってしまうもの。
だって、身近な材料ばかりだから、すぐに作ろうと思えばできなくはないですしね。
しかし、ここで用いられるチョウセンアサガオは、別名「キチガイナスビ」とも言われ、口にするには危険性が伴います。
決して違法な素材ではありません。
ただ食用としては神経への刺激がとても強く、中毒や副作用が発生するほどの有毒性を持っているのです。
じっさいに、チョウセンアサガオを食用ハーブと誤って食べた夫婦が中毒症状を起こした事例もあります。
どんな症状が起こったかというと、チョウセンアサガオの葉をごまあえにして食べたところ、20~30分後には、のどの渇きが出てきて、ろれつが回らなくなり、脱力感もあったそう。
さらに大量に食べると、脱力や痙攣、こん睡状態に陥って、死をまねいてしまうこともあるといいます。
このように身近で手に入る素材だからといって、安易に媚薬を手作りするのはオススメできません。
媚薬を使いたいと思ったら、何が安全で楽しく使えるものなのか、よくよく見極めることが大切です。
健全な媚薬でのセックスライフが送れることを願っています。